ラズパイのOSをRaspbian Busterにしたら、Ansibleでpip3がエラーになった件

Raspbian BusterはPython3がデフォルトで3.7系とのことで、それなら自前でビルドしなくていいから嬉しい。さっそく使おう。
公式サイトからRaspbian Buster Liteのイメージをダウンロードして、Macな私は
balenaEtcher - Home を使って、SDカードにイメージを書き込みします。(SDカードの控えもないので、今まで使ってたやつにそのまま上書き。バックアップとかしない。(キリッ!))

で、以前Stretch時代に自分で色々入れてたものの環境の復元は、Ansibleで。Infrastructure as Codeバンザイ。こういう時に便利ですね。
と思ったら、pipモジュールでエラー。
"Failed to import the required Python library (setuptools) on raspberrypi's Python /usr/bin/python. Please read module documentation and install in the appropriate location"

#一部抜粋
pip:
      name: [色々と]
      executable: pip3

こんな感じでやってるところが、なぜか上のエラー。

いろいろググったら、私はPython3とpip3でAnsibleしたいのですが、ラズパイ側がPython2で実行されているためっぽい。
対策として、ansibleのインベントリでホスト指定の時、下のようにansible_python_interpreterを指定すると良い。

raspberrypi.local ansible_python_interpreter=/usr/bin/python3

これって、別にBusterにしたからじゃなかったかも...。でもまあいいや。
無事、Busterに移行できました!!

PowerShell DSC で Active Directory のグループ管理がしたかったら ActiveDirectoryDsc

最近ちょくちょくPowerShellを使う機会があって、で、ちょっと思い立って PowerShell DSC で Active Directory のグループ設定とかしたらどうなのかなと。DSCほぼ初めて使ったのですが。
で、Active Directoryのグループ設定をするDSCリソースとかあるのかなと思って公式見に行ったら、DSC グループ リソースは、ローカルグループだな。ADのグループ管理は?と思ってググったけど、なんか見つからない。もしかしてまさかAD管理するリソースって謹製のは無いのか、と思いかけたら、ちゃんとありました。これ、ActiveDirectoryDsc

github.com

でも、NTFSACL管理するのは無いな...。

[Edit 2019.8.24] 名前がxActiveDirectoryからActiveDirectoryDscにかわってました。 ActiveDirectoryDsc: Rename module from xActiveDirectory · Issue #312 · PowerShell/ActiveDirectoryDsc · GitHub

Node.jsが令和に対応して、homebrewでのインストールでは--with-full-icuオプションもいらなくたっていた件

以前はhomebrewでNode.jsをインストールするとき、--with-full-icuオプションをつけていたのですが、いつの間にかその必要は無くなっていたようです。 普通にインストールして、和暦も使える。しかも、令和も対応されてますよ!

var date = new Date(Date.UTC(2019, 4, 1, 3, 0, 0));
new Intl.DateTimeFormat('ja-JP-u-ca-japanese', { era: 'long' }).format(date);
'令和元年5月1日'

HomebewでのNode.jsのインストールは、--with-intl=system-icu がデフォルトになっているようです。

Elmガイドの例Timeで、初期化時に現在時間をModelにセットする

Time · An Introduction to Elmの例では、初期化時のModelのtimeがゼロだったので、現在時間で初期化したかった。やる前は瞬殺と思っていたのだが、いやいやどうにも苦戦した。どうやるのか理解するのに結構苦労してしまった。関数脳への道は遠い...。
結果こうなった。

module Main exposing (Model, Msg(..), init, main, subscriptions, update, view)

import Browser
import Html exposing (..)
import Task
import Time



-- MAIN


main =
    Browser.element
        { init = init
        , view = view
        , update = update
        , subscriptions = subscriptions
        }



-- MODEL


type alias Model =
    { zone : Time.Zone
    , time : Time.Posix
    }


init : () -> ( Model, Cmd Msg )
init _ =
    ( Model Time.utc (Time.millisToPosix 0)
    , Task.perform SetSystemTime Time.now
    )



-- UPDATE


type Msg
    = Tick Time.Posix
    | SetSystemTime Time.Posix


update : Msg -> Model -> ( Model, Cmd Msg )
update msg model =
    case msg of
        Tick newTime ->
            ( { model | time = newTime }
            , Cmd.none
            )

        SetSystemTime newTime ->
            ( { model | time = newTime }, Cmd.none )



-- SUBSCRIPTIONS


subscriptions : Model -> Sub Msg
subscriptions model =
    Time.every 1000 Tick



-- VIEW


view : Model -> Html Msg
view model =
    let
        hour =
            Time.toHour model.zone model.time |> String.fromInt |> String.pad 2 '0'

        minute =
            Time.toMinute model.zone model.time |> String.fromInt |> String.pad 2 '0'

        second =
            Time.toSecond model.zone model.time |> String.fromInt |> String.pad 2 '0'
    in
    h1 [] [ text ("時間" ++ hour ++ ":" ++ minute ++ ":" ++ second) ]

Web NTLM認証、Pythonとrequests 対 PowerShell

とあるIISのWebアプリでログインにNTLM認証を使っているサイトをスクレイピングしたかった。 まずは所望のページをgetしたいぞと。

Pythonとrequestsでやってみた。最終的にこんな感じ。

import requests
from requests_negotiate_sspi import HttpNegotiateAuth

session = requests.session() # ログインした後クッキーとかのため
session.auth = HttpNegotiateAuth() # Windowsのカレントユーザで認証
res = session.get('どこかのURL')

ポイントは、requests-negotiate-sspi · PyPI これを使うとこで、Windowsのカレントユーザで認証してくれる。なんとスマートなコードではないか。(実はここにたどり着くまでに散々苦労したのだが...、結果よければ全てよし、ですね)

ここまでできたところで、ふと思った。どうせWindowsだけで使うモノなので、毒を食らわば皿まで郷に入っては郷に従え、ということで、PowerShellでやったらどうだろうか。結果こうなった。

$res = Invoke-WebRequest -Uri "どこかのURL" -SessionVariable session -UseDefaultCredentials

おおぅ、簡単にできるではないか。PowerShellならWindows環境のまんまで特に追加インストールもいらないしね。うれしい。

Ansibleで Raspberry Pi に Python 3.7 をインストールしてみる

急に思い立って、Ansibleを使ってみることにした。

こんなかんじになった。

### raspberry pi に Python3.7.2をインストール
---
- hosts: all
  vars:
    apt_for_python_build_names: [build-essential,zlib1g-dev,zlib1g-dev,libncurses5-dev,libgdbm-dev,libnss3-dev,libssl-dev,libreadline-dev,libffi-dev,wget]
    python_build_version: "3.7.2"
  tasks:
  - name: apt Update and Upgrade
    become: true
    apt:
      update_cache: "yes"
      force_apt_get: "yes"
      autoclean: "yes"
      autoremove: "yes"
      upgrade: "dist"
  - name: Python3.7のダウンロードと展開
    unarchive:
      src: "https://www.python.org/ftp/python/{{python_build_version}}/Python-{{python_build_version}}.tar.xz"
      dest: .
      remote_src: yes
  - name: apt for Python build.
    become: true
    apt:
      autoclean: "yes"
      autoremove: "yes"
      name: "{{apt_for_python_build_names}}"
  - name: Running ./configure for Python build.
    # command: ./configure --enable-optimizations
    command: ./configure #上はビルドにすごく時間がかかる testも全て実行されてしまう
    args:
      chdir: "./Python-{{python_build_version}}/"
  - name: make Python
    make:   # makeモジュールはmakeの引数が渡せない。make -j -l 4
      chdir: "./Python-{{python_build_version}}"
  - name: install Python
    become: true
    make:
      chdir: "./Python-{{python_build_version}}/"
      target: altinstall  #既存を上書きしないインストール
  - name: pip3をpip3.7に
    become: true
    command: python3.7 -m pip install --upgrade pip 
  # ビルドのためのaptインストールを削除
  - name: apt Remove for Python build.
    become: true
    apt:
      state: "absent"
      name: "{{apt_for_python_build_names}}"
      force_apt_get: "yes"
      purge: "yes"
      autoclean: "yes"
      autoremove: "yes"

Ansibleをほぼ初めて使ったら、なんかひどく苦労してしまった。インベントリって何だ?から始まって、YAMLもよく知らなかったのでインデントとハイフンの位置ですったもんだ。あと、unarchiveモジュールがremote_src: yesでネット上のsrcを指定できるの知らなかったのであれこれ遠回りした、などなど。ふぅ。疲れた。

オブジェクト指向か関数型プログラミングか

🎵(音符) とーしの、はーじめに、思ったー事ー。
年の初めに思ったこと。

現在広く普及している言語ですと、いわゆるオブジェクト指向言語ってことになるんじゃないでしょうか。

私はオブジェクト指向言語で育ってもう長いこといろんなオブジェクト指向言語と呼ばれるものを使ってきましたが、バグの原因がメンバー変数の使い方だったことが多いなと。正直「オブジェクト指向ってこれでいいの?!」と思うこと多々ありました。カプセル化は、確かにメンバ変数のスコープを狭めたけど、グローバル変数よりりは狭まったのであって、本質的には変数への状態保持を間違う可能性があるのは同じなのではと。まあ、カプセル化オブジェクト指向の一部ですがもちろんそれだけでは無いし。あとマルチスレッドなど、バグの温床になりやすいとこは他にもあるわけですが。

最近は「オブジェクト指向」ってあんまり聞かないですよね。Googleトレンドさんに聞いても、その傾向のようです。

でもいまだに、プロフェッショナルを目指す人が周りに薦められるのは、オブジェクト指向言語だったりするように思います。 私はそんな人たちにオブジェクト指向を学びなさいと積極的に薦める気にはなれず(もちろん業務で使う言語は学ばなくてはいけないんですが)、だからといって、じゃああんたは今学ぶべきは何なんだと言うんだ?、に何か一つの答えも持っていないなぁ...。だってこの世界、いろんなことがDog Yearですからね、って"Dog Year"って言葉がすでに古いよね。でも漠然と、関数型言語が普及した方が良いような...。いやそれは隣の芝生が青く見えるだけなのか...。

で、elmPureScript、などが気になるこの正月休みである。

ああ正月からとりとめ無く、あけましておめでとうございます。